
戦略的思考をどう実践するか エール大学式「ゲーム理論」の活用法
アビナッシュ・ディキシット, バリー・ネイルバフ, 嶋津 祐一, and 池村 千秋
累計読者数4
平均ハイライト数 5.8件/人
推定読了時間 約8時間18分
star総合評価 42/100
boltライト読書型
この本について
仕事でも人間関係でも、こちらが丁寧に動いているつもりなのに、相手の出方ひとつで全部が崩れることってありますよね。自分だけが空回りしているような、でも強気に出る勇気もない。そんなとき、「もっと賢く立ち回れたはずなのに」と後から悔しくなることが、僕はよくあります。 この本が面白いのは、相手を打ち負かす技術としてではなく、「相手が利己的に動く世界でも、どうやったら協力が成立するのか」という視点で戦略を語っているところです。しかも、きれいごとではなく、相手の立場に立って行動を予測し、自分の行動を相手にも自分にも確信させる方法まで踏み込んでくる。マルチン・ルターの“不退転”の決断から、株式アナリストの猿まね戦略まで、極端な例を通して「戦略とは選択肢を増やすことではなく、むしろ減らすことで結果を動かす場合もある」という感覚がじわじわ腑に落ちます。 読んでいて一番刺さったのは、正しさよりも「相手がどう解釈するか」が勝負を分ける、という点でした。現実の状況は毎回違うから、原則をそのまま当てはめるのではなく、都度調整する柔らかさが必要になる。だからこそ、戦略的思考は一部の賢い人の専売特許ではなく、僕たちのように日々の選択で迷っている側にこそ役立つんだと思います。 「自分の行動をどう読まれるか」でいつも悩む人に、静かに効いてくる本です。
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出版社による紹介
ベストセラー『戦略的思考とは何か』の上級編。ゲーム理論の最近の成果を加え、また戦略IQを高めるために実用面を強化。M&A戦略などのビジネス、政治、軍事、趣味やスポーツ、文学や映画、人間関係まで事例を拡大充実。「戦略トレーニングジム」付。
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