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魔女と傭兵 5 (GCN文庫)

魔女と傭兵 5 (GCN文庫)

超法規的かえる and 叶世べんち

累計読者数3
平均ハイライト数 1.7件/人
star総合評価 37/100
boltライト読書型

この本について

仕事でも人間関係でも、「みんな正しいこと言ってるように見えるけど、本音はどこにあるんだろう…」みたいなモヤモヤってありますよね。相手の言葉の裏にある現実や立場を考えはじめると、自分の判断軸がぐらついてくる感じがして、わりとしんどい。僕自身、そこをうまく捉えられずに混乱することが多いです。 『魔女と傭兵5』の抜粋がよく保存されているのは、この作品が“人の言葉や行動の裏にある、だれでも抱えている弱さや打算”をちゃんと描いているからだと思います。たとえば「自分の現実を認められない者が他種族を目の敵にする」という一文は、自分のコンプレックスを処理しきれずに他人や環境に理由を求めてしまう、あの感覚をそのまま突かれますし、「公私混同が許されるかは、どちらにとっても益があるかどうか」というセリフは、正しさだけで動けない現実の場面を思い出させます。 さらに「弾劾するために相手を細かく知っている」という皮肉は、誰かを批判するときほど相手に詳しくなるという、人間のねじれた構造を指摘していて、読んでいて苦笑いするしかない。ガントの“矜持と現金の間で揺れる”感じも、理想だけでは食っていけないし、かといって割り切りすぎると自分を嫌いになる…という迷いを抱える人にはかなり刺さると思います。 正義や信念にまっすぐでいられない自分を、少しだけ客観視したい人に向いています。物語として楽しみながら、人の弱さや打算をどう扱うかを考えたいときにそっと効いてくる一冊でした。

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