
A Time to Kill: A Novel (Jake Brigance Book 1) (English Edition)
John Grisham
累計読者数3
平均ハイライト数 22.7件/人
star総合評価 56/100
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この本について
仕事でも日常でも、何が正しくて、どこまでが許されるのか…線引きが急にわからなくなる瞬間ってありますよね。頭では「冷静でいたい」と思っても、理不尽や暴力に直面すると、自分の感情のほうが先に動いてしまう。そんなときに、この物語の登場人物たちの揺れ方が、やけに現実に重なりました。 読者の方が保存していた抜粋には、差別や暴力、偏見がむき出しになった言葉や、職務と良心の間で迷う人物たちの一瞬の動きが多く含まれていました。彼らの葛藤は派手ではないけれど、読んでいると「自分ならどうするだろう」と考えさせられます。例えば、誰かを守るためにルールを破るという選択が本当に正義なのか、あるいは日常のなかで自分が見て見ぬふりをしている現実はないか、静かに問い直される感覚があります。 この本は、勧善懲悪でスッキリ終わるタイプではなく、むしろ読んだあとにじわじわ残る重さがあります。でも、その重さのおかげで、自分の中の判断基準が少しだけ具体的になる。そんな意味で、迷いながらも「正しさ」を考えたい人には合う一冊だと思います。 特に、複雑な現実と向き合う登場人物の姿を、一緒に呼吸するように追いかけたい人に刺さるはずです。
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