
Who Was Steve Jobs? (Who Was?) (English Edition)
Pam Pollack, Meg Belviso, Who HQ, and John O'Brien
Penguin / 2012-03-29
この本について
仕事で判断を求められるたびに「自分の直感ってどこまで信じていいんだろう」と迷うことがあります。勢いで決めて後悔したり、逆に慎重になりすぎて動けなかったり。そんなモヤモヤを抱えていると、誰かの“意思決定の裏側”を覗きたくなる瞬間があります。 『Who Was Steve Jobs?』は、成功者の伝説を持ち上げるタイプの本ではありません。読者が抜き出している “intuition” “fluke” “wrong about” “burst into tears” みたいな言葉の並びを見ると、むしろアップルを作った人間が、どれだけ迷い、衝突し、ときに間違えてきたかの方が前面に出ています。ものづくりの場面で何度も「これでいく」と言い切る一方、裏では人間らしく揺れていたことが具体的に描かれます。 個人的に効いたのは、判断が“天才的なひらめき”だけでできているわけではなく、試作を重ねたり、人を説得したり、感情をこじらせたりする泥臭い過程があるという点でした。読者が “handpicked” “came up with” “molded” と書き留めているのは、結果ではなくプロセスへの関心だと思います。誰かの発明や行動が、偶然と失敗と修正の積み重ねで形づくられていく様子は、自分の仕事にそのまま重ねやすいです。 こんな人に刺さると思います。天才の物語ではなく、「普通の人がどうやって前に進んでいくのか」を知りたい人。完璧じゃなくても動き続けるための視点が、静かに手元に残ります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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