
この本について
仕事の途中でふと「なんでこんなに疲れるんだろう…?」と思うときってありますよね。クレーム対応で気持ちが持っていかれたり、会社に着いた瞬間からマイナス思考が止まらなくなったり。自分でもよく分からないまま落ち込みが続くと、気づけば心も身体もずっと緊張しっぱなしで、ただ消耗していく感じになります。 この本は、その「なんとなくしんどい」の正体を、感情と身体の反応にまで分解して見せてくれるところがありがたいです。たとえば、刺激そのものには意味がなくて、私たちがどう評価するかでストレスになるかどうかが変わること。クレームも「ただ要望を言っているだけ」と捉えると余計な疲れが減る、という視点はかなり実用的でした。また、クリップを移動させるだけのシンプルな行動で、無意識のマイナストークに気づける仕組みも、やってみると想像以上に効きます。感情を押し殺すのではなく、急性反応を素早くおさめて慢性化させないという考え方も、現実的で続けやすいなと感じました。 「強い人になる」みたいな話ではなく、現実をちゃんと見て、できることを少しずつやっていくための技術が淡々と並んでいる本です。職場のちょっとした出来事に振り回されがちな人、自分の思考のクセに疲れてしまう人には、かなりフィットすると思います。
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