
女子社員マネジメントの教科書
田島 弓子
ダイヤモンド社 / 2012-08-23
この本について
女性メンバーと仕事をしていると、「なぜこうなるんだろう…」と自分でも説明しづらいモヤモヤを抱える場面、結構ありますよね。こちらは普通に接しているつもりでも、相手の表情が一瞬固まったり、急に歯切れが悪くなったりして、「今、地雷踏んだ…?」と気づくあの感じ。僕も同じで、何が正解なのか分からないまま手探りしてきました。 この本が刺さるのは、そういう“見えないズレ”に明確な理由と対処のヒントを与えてくれるところです。たとえば、仕事の説明は内容 10 分・目的の共有に 50 分、という話。最初は極端に見えるんですが、納得の深さで行動が変わる女性部下の特徴を知っていると、これはただのやさしさではなく、マネジメントの技術なんだと腑に落ちます。また、インポスター症候群のように「自分はまだ十分ではない」と考えがちな心理を前提にしないと、励ましたつもりが逆効果になる場面があることも、読んでいて思い当たることばかりでした。 さらに、「言ってはいけない言葉」と「伝えるべき言葉」の対比がとても具体的で、明日からの声かけが変わります。結果だけを急かさず、まず進捗の“感触”から聞くとか、方針変更をただ伝えるのではなく、一度相手の意見を聞く形をとるとか。どれも大げさではないのに、関係のほつれを防ぐリアルな工夫です。 女性部下の扱い方ではなく、「相手がどう受け取るか」をていねいに観察したい人に向いている本です。僕自身も、うまくいかなかった場面を思い返しながら読みましたが、“何がズレだったのか”を言語化できるだけで、次の一手がだいぶ変わってきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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