
西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)
池上英洋
新星出版社 / 2012-02
累計読者数66
平均ハイライト数 12.5件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 55/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%
この本について
美術館で絵を前にしても、「綺麗だけど、何を読み取ればいいんだろう」と手が止まることが多くて、ずっと引っかかっていました。構図とか色彩とかじゃなくて、もっと根っこの“意味”みたいなものがある気はするのに、言語化できないまま終わることが多いんですよね。 この本を読むと、そのモヤモヤが少しずつ形になります。絵は「必要があったから描かれた」という視点を知るだけで、宗教画も風景画も目的をもった“メディア”として読みやすくなるし、識字率や貨幣経済、階級意識の変化がどう作品に反映されるかも腑に落ちてきます。さらに、記号としてのアトリビュートやシンボル、あるいはディスクリプションの考え方を押さえると、絵を前にしたときの観察の仕方自体が変わります。ターナーの話にあるように、画家が何を“見ようとしたのか”という想像の扉も開きます。 美術史って大げさに感じるかもしれませんが、この本は生活者の目線に降りてきてくれるので、知識を積み上げるというより、世界の見え方が一段クリアになる感じです。美術館で迷子になりがちな人、作品の“背景”まで含めて味わいたい人に届けば嬉しいです。
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出版社による紹介
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