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ハイペリオンの没落(上)

ハイペリオンの没落(上)

ダン・シモンズ、酒井 昭伸

早川書房 / 2001-03

累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約11時間29分
star総合評価 30/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 25%

この本について

仕事でも日常でも、自分の判断がどこまで自分の意志なのか分からなくなる時があります。周りの情報に合わせて動いているだけじゃないか、とふっと不安になるあの感じです。頭では「もっと先へ進まないと」と思いながら、進んだ先に本当に自由があるのかは分からない。そんなモヤモヤに触れてくるのが『ハイペリオンの没落(上)』でした。 この巻には、人が進化しようとすると逆に自分を縛ることになる、そんな怖さに触れる場面があります。意識の“次の段階”が必ずしも救いじゃない、むしろ滅びに近づくこともあるという示し方が妙に現実的で、背筋が伸びました。また、人と神の境界の話も出てきますが、それが宗教議論というより「何を拠りどころに生きるか」という話に落ちていて、自分の立ち位置を少し客観的に見られるようになるのがありがたいところです。キャラ同士のやり取りに混じる軽口や皮肉も、重いテーマの中で妙に人間らしくて救われます。 自分の選択の“自由度”がどこにあるのか迷う人に刺さると思います。SFではあるけれど、遠い世界の物語を読んでいるはずなのに、考えていることはかなり現実に近い。そんな一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

連邦の誇る無敵艦隊は、アウスターの大軍勢を前に苦戦をしいられていた。高度な予測能力をもつ独立AI群「テクノコア」の助言を信じ、連邦は対アウスター戦にもてる戦力のすべてをそそぎこむ。だがそのころ、惑星ハイペリオンを訪れた人々の眼前では、ついに「時間の墓標」が開き、驚くべき光景が展開されていた!はたして彼らの運命は?そして戦いの帰趨は?壮大な物語は、ここに驚異のクライマックスを迎える!英国SF協会賞・ローカス賞・星雲賞受賞。
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