
年収1億円手帳
江上治
経済界 / 2013-08-24
この本について
仕事の予定をびっしり埋めているのに、なぜか前に進んでいる実感がない。やることは多いのに、肝心の「何のためにやっているのか」がふっと抜け落ちる。そんな日が続くと、手帳を開くこと自体が作業みたいになっていきますよね。僕もそうでした。 この本が面白いのは、手帳を「未来を書く道具」として扱う前に、「自分の過去を拾い直す場所」として位置づけているところです。読者が保存していた“勝ちパターンの再発見”や“幼い頃の夢を思い出す”という部分はまさにそこ。実績なんてないと思っていても、細かく遡ると小さな成功の種が残っている。その種を整理しておくことで、今の行動に芯が通りやすくなる感覚がありました。また、“他者思考”のところに反応している人が多いのも分かります。自分の予定しか書かれていない手帳は、どうしても独りよがりになりがちで、結果として行動が分散してしまう。誰と関わり、誰に役立てるのかまで書くと、自然と動き方が変わるのは実感としてあるはずです。 もうひとつ、この本が効くのは「目的」と「目標」をきっちり分けてくれるところ。目標ばかり先に立てると忙しいだけの一年になる、という指摘は耳が痛いけれど本質的でした。著者が1ページ目に徹底的にこだわる理由も、結局は“行動の基準を毎日思い出せる場所をつくる”という、すごく現実的な仕掛けなんですよね。 スケジュール管理はしているつもりなのに、成果に結びつく感じが薄い。そんな人には刺さると思います。手帳という日常的な道具を通して、目的の重さを生活レベルに落とし込む感覚が欲しい人に向いています。
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






