
機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース)
福井 晴敏, 矢立 肇, and 富野 由悠季
累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
star総合評価 38/100
boltライト読書型
この本について
仕事でも人間関係でも、いざという場面で決めきれずに後悔することってありますよね。自分では考えているつもりなのに、気づけば「周りがどう見るか」を気にして動きが遅くなる。頭ではわかっていても、評価を前提にした判断から抜け出すのはなかなか難しいものです。 今回の『機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下)』の抜粋を見ていると、まさにその「評価に縛られる思考」と「前に進むための思考」の対比に刺さった人が多いのだろうと感じました。作中では、キャラクターたちがそれぞれの立場や責任に縛られながらも、一歩踏み出すための視点を模索していきます。その過程が、現実の私たちの迷い方と妙に重なるんです。決断力を奪うものが何なのか、そして自分の目線をどこに置けば動けるのかが、物語を追ううちに自然と見えてきます。 特に効くのは、目的が前にある状態と、周囲を気にした状態での思考の違いが、戦闘や政治的な駆け引きといった具体的な場面を通して描かれているところです。抽象論ではなく、登場人物の行動の変化として理解できるので、自分の状況に当てはめやすいんですよね。また、善意や良心があるからこそ迷ってしまう場面にも丁寧に触れてくれるので、単純な「強くあれ」的な話に落ちないのもありがたいところです。 自分の判断が人の期待に引っ張られがちな人に、じわっと効いてくる一冊だと思います。
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