ヨムナビ
機動戦士ガンダムUC5 ラプラスの亡霊 (角川コミックス・エース)

機動戦士ガンダムUC5 ラプラスの亡霊 (角川コミックス・エース)

福井 晴敏、矢立 肇、富野 由悠季

角川グループパブリッシング / 2010-07

累計読者数3
平均ハイライト数 29.3件/人
推定読了時間 約5時間22分
star総合評価 71/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 57%

この本について

仕事でも人間関係でも、状況が複雑になってくると、自分の立ち位置が急にわからなくなることがあります。距離を置くべきか踏み込むべきか、その判断がずっと宙づりになって、気づけば無為な思考に蓋をしてやり過ごしてしまう。僕自身もそんな循環に何度もはまってきました。 『機動戦士ガンダムUC5 ラプラスの亡霊』を読んでいて印象的なのは、登場人物たちが抱える「逃げたいのに目をそらせない」感覚の描写がとても細かいことです。家人の権威を笠に着るだけの執事ではなく、本心から泣ける者の在り方や、一定の距離を保ちながらも相手を見捨てない姿勢。それは現実の私たちにも通じる、関わり合いの難しさを静かに照らします。また、現実は拭いがたく、姿を消したい気持ちと向き合うキャラクターたちの息遣いが、そのまま自分の迷いに重なる瞬間も多いです。戦場の裂帛の怒声や光の瀑布のような描写も派手さより“決断の重さ”を感じさせ、読みながら自分の感情の輪郭が少しはっきりしていく感覚があります。 特に刺さるのは、自分を決められるたったひとつの部品を探している人。大きな選択を迫られているわけじゃなくても、毎日じわりと体の温度が下がるような不安を抱えている時、この巻の丁寧な心理の動きが手触りとして残ります。戦いの物語というより、「どう立つか」を模索する物語として読むと、日常にも静かに効いてきます。

analytics

読書インサイト

ハイライト密度

開始終了

多くの読者は3に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。

読書の順序

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

宇宙と地球の狭間に建設された首相官邸「ラプラス」。西暦を捨て、宇宙世紀に足を踏み入れた人類を祝福する場となるはずだったそこは、反動分子の爆破テロによって無残に破壊された。それから百年、「ラプラス」の残骸に秘められた「禁忌の力」をめぐり、赤い彗星シャアの再来が、伝説のマシーン「ガンダム」が翔ぶ。人は、宇宙にまで持ち越された己が原罪を贖うことができるのか―。文壇の気鋭が放つSF巨編、緊迫の第5弾。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要