
JavaScript 言語仕様入門: 井上のJavaScript:プロトタイプチェーン、プロトタイプ継承、即時関数、クロージャ等を学習
井上 信幸
この本について
JavaScriptを触っていて、「動くけど、なぜこうなるのか」がずっと霧のまま…という時期がありました。特に__proto__とかprototypeとか、クロージャまわり。用語だけは知っているのに、実際のコードを書くと途端にあやふやになる。自分もずっとそのループにハマっていました。 この本は、まさにその霧が一枚ずつはがれていく感じがあります。読者の方が抜き出していた箇所を見ると、オブジェクトの生成で__proto__がどこを参照するのか、クロージャが「外部の変数を実際にどう持ち続けるのか」といった、普段ごまかしがちな部分が丁寧に図解されているところが刺さったのだろうなと思います。たとえば、newを使わないオブジェクトリテラルとコンストラクタの違いを、実際に何が生成されてどこにつながるのかという“物理的な動き”として説明してくれるので、手を動かす時の理解が変わります。即時関数でグローバルを汚さない話や、closure()を呼ぶたびに新しい関数が生成される意味なんかは、日常の実装でも「あ、だからこうなるのか」と腑に落ちる瞬間が多いです。 特に、プロトタイプチェーンを「ただの箱と参照の関係」として地に足ついた形で説明してくれるので、妙な神秘性が消えて、コードを読む時の視界が広がります。概念を抽象的に語るのではなく、実際のオブジェクトがどこを参照しているのかを淡々と追いかけるので、変に背伸びしなくていいのもありがたいところです。 「JavaScriptの基礎を一応知っているつもりだけど、本当に理解できている自信がない人」にはとても刺さる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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