
Romeo and Juliet (English Edition)
William Shakespeare
Capstone / 2011-01-07
この本について
人間関係でちょっとした行き違いが大ごとになったり、自分でも説明しづらいモヤモヤが積み重なったりすることってありますよね。相手に対して本気で怒っているわけでもないのに、気付けば意地が勝ってしまうあの感じ。僕も仕事でも日常でも、思い当たる場面がいくつもあります。 読者が保存していた言葉を見ると、strife や grudge、mutiny のように衝突や不和を示す語が多くて、そこに反応しているんだろうなと感じました。『ロミオとジュリエット』は恋愛劇の印象が強いですが、冒頭で描かれるのは、当事者ですら理由を言語化できないほど古びてしまった「憎しみの慣性」です。Capulet と Montague の家同士の争いのように、もともと何が原因だったのか誰も覚えていないのに、空気だけが残り続ける状態に、いまの人間関係を重ねてしまう人は多いはずです。 この物語が効いてくるのは、怒りや対立をドラマチックに描くからではなく、Sampson や Gregory のような端役にいたるまで、小さな挑発や誤解がどう積み重なり、いつの間にか身動きできない状況に変わっていくのかが丁寧に示されているところです。自分の感情がどこから来ているのか、どの時点なら引き返せたのか、そういう視点が静かに育つ感覚があります。 「なんでこんなに疲れる関係になるんだろう」と思うことがある人には、意外な角度から手がかりをくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




