
生きる稽古 死ぬ稽古
藤田 一照、伊東 昌美
日貿出版社 / 2017-08
累計読者数3
平均ハイライト数 33.3件/人
推定読了時間 約5時間6分
star総合評価 74/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 90%
この本について
仕事や日常が回っていく一方で、「今ここにいる感じ」が薄くなる時があります。頭では落ち着きたいと思っているのに、実際は思考ばかり働いて、体がついてこない。座っても休まらないし、寝つきも悪くなる。僕自身、そんな“力ずくのマインドフルネス”を続けてしまっていた時期があります。 『生きる稽古 死ぬ稽古』を読むと、その行き詰まりの原因が「私を変えよう」と力むこと自体にあったんだな、と静かに気づかされます。坐禅は自分を強化するためではなく、余分な力みを緩めるためにあること。お経を読むことも宗教的な儀式というより、日常に句読点を入れて「まず止まって見る」ための動作だということ。こうした身体からのアプローチが、思考に偏りがちな生活にほどよい空間をつくってくれます。 さらに印象的だったのは、「今をちゃんとケアすれば未来も同時にケアされる」という感覚です。過去のパターンに引っぱられて同じ反応を繰り返してしまう自分を、少し外側から見られるようになる。宗教臭さがないのに、なぜか心がゆるむ。そんな不思議な読後感があります。 思考で何とかしようとして疲れてしまった人、あるいは“今しかない今”にまだうまく触れられていない人に、とても合う本だと思います。私も完全にはできていませんが、一緒にゆっくり稽古していくような気持ちで読みたい一冊でした。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの49%が集中しています。
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出版社による紹介
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