
IPOトレード入門 超成長株発見法
イブ・ボボック、キャシー・ドネリー、エリック・クロール,、カート・デイル
この本について
IPO銘柄を触っていると、最初に強く上がったと思えばそのまま沈んでいったり、せっかく利益が出ても乱高下に振り回されて消えていったり…そういう「どこで持ち、どこで離すべきか」の迷いが常につきまといます。僕も同じで、せっかく監視していた銘柄を「今じゃないかもしれない」と見送って、その後の大きな上昇をただ眺めていたことが何度もありました。 この本が面白いのは、IPO銘柄の動きに名前をつけて分解し、どの段階で何が起こりやすいのかを“生活感のある視点”で示してくれるところです。たとえば、IPO後の初期上昇が終わって一気に冷え込むあの独特の動きを「IPO病」と割り切って扱うところとか、過去の高値で買った投資家がようやく逃げる場面を「乱気流ゾーン」と呼んで、そこで無理に期待しない姿勢を持たせてくれるところとか。経験則だけで判断してきた局面に、落ち着いて観察する軸が1本通る感じがあります。 さらに、銘柄が本当に“長く持つ価値があるフェーズ”に入ったかどうかを、I-DDPの終了や成熟ベースのブレイクといった具体的なサインで確かめられるのも助かりました。短期の勢いに振り回されず、長期の上昇に乗るための判断基準が、ようやく自分の中で言語化された気がします。 「IPO銘柄のふるい落としに毎回やられてしまう人」には特にしっくりくる本だと思います。マーケットの動きそのものより、“そこで自分がどう迷うか”に寄り添ってくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
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