
この本について
最近、人との距離感がうまくつかめなかったり、気持ちがガサついているのに原因がつかめないまま過ごしてしまうことがありませんか。忙しさや環境のせいにしたくなるけれど、本当のところ自分でも説明できない「もやり」が残る、あの感じです。 茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』を読むと、その曖昧なモヤが少しだけ輪郭を持ちます。誰かの態度や時代の空気に振り回されているつもりでいて、実は自分の心の水やりを放置していた瞬間があったこと。うまくやってきたと思っていた場面の裏で、実は誰かのさりげない手に支えられていたこと。強くあれと言うわけでもなく、弱さを責めるわけでもなく、ただ「気づくことで変わる部分」をそっと置いていく感じがします。 読んでいると、自分の機嫌や感受性を他人任せにしたくなる癖に気づきますし、同時に、ひとりで全部抱えてきたと思っていた自分への過信にも気づかされます。どちらも否定しないまま、でもそのままではしんどいよね、という温度で背筋を伸ばしてくれる一冊です。 他人の言動より、自分の内側の揺れのほうが気になってしまう人に、静かに届くと思います。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要
