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夢中になれる組織の科学 働きがいのメカニズムを解き明かす

夢中になれる組織の科学 働きがいのメカニズムを解き明かす

小島 玲子

日経BP / 2025-07-04

累計読者数3
平均ハイライト数 72.7件/人
推定読了時間 約4時間48分
star総合評価 77/100
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この本について

仕事は嫌いじゃないのに、なぜか気持ちが乗らない。忙しさのわりに成長している実感が薄い。組織の方針を聞いても、自分ごとにならない。そんなモヤモヤを抱えたまま働いている人、多いと思います。僕自身もずっとその一人で、「頑張っているのに報われてない感じ」は何度も味わってきました。 この本がおもしろいのは、働きがいを「根性論」でも「制度の一覧」でも語らず、人の欲動や成長の仕組み、さらにはストレスとの向き合い方までデータと実例で立体的に示してくれるところです。たとえば、知識やスキルを使えていても、挑戦度合いが低いとワークエンゲージメントは上がらないという分析は、自分の停滞感の理由を説明してもらったような気持ちになりました。逆に、ストレスがあっても「害だと思っていない人」の方が死亡リスクが低いという研究には、肩の力が抜ける感覚がありました。 もう一つ、丸井グループの事例が印象的で、人材投資を「育てて辞められたら損」ではなく「市場価値の高い人が育つ組織こそ強い」と再定義する姿勢が、組織と個人の関係を考え直す良いきっかけになります。「手挙げ文化」や「確保の時間」のように、具体的にどう自己主導性を支えるかまで踏み込んでいるので、ただ理念を語るだけの本とは違います。 組織にいる以上、迷いは消えません。でもその迷いをどう扱うかで、働き方はだいぶ変わる。本書は、そこにヒントがほしい人に静かに効いてくるタイプの一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

仕事に夢中になって能力を発揮する――そんな「フロー状態」の従業員が働く組織はどうつくるのか。産業医の筆者が科学的に解き明かす。 <本書の特徴> ●仕事に夢中になって能力を発揮する――そんな「フロー状態」の従業員が働く組織はどうつくるのか。産業医の著者が科学的に考察 ●仕事はなぜ「苦役」になってしまうのか、創造性を左右するものはなにか、人の行動力の源泉とは、「仕事が進む喜び」で人を動かすには……働きがいを左右するメカニズムを解き明かします ●丸井グループが実践した、従業員の能力を引き出した多数の事例を紹介 ●青井浩社長をはじめ丸井グループの経営陣が語った人的資本経営セミナーのリポートも掲載 <こんな事例をご紹介> ・仕事に没頭し能力を発揮する「フロー状態」で働く社員を育てる ・社員の成長が会社の成長に直結、革新を生む「手挙げ」文化 ・挑戦と前向きな失敗を奨励する「打席数」をKPIに ・社員の「推し」をサポート「好きを応援するコンクール」 ・「ニューロダイバーシティ」に着目した人と組織の活性化
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