
国産の魚はどこへ消えたか? (講談社+α新書)
川本大吾
講談社 / 2025-12-04
累計読者数3
平均ハイライト数 47件/人
推定読了時間 約3時間25分
star総合評価 67/100
menu_book精読型
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この本について
魚売り場に立つたびに、「前より種類が減ってない?」とか、「結局いつも同じ魚ばかり選んでしまう…」みたいな小さなモヤモヤが積み重なっていました。理由は何となく想像できても、じゃあ実際に日本の海や流通で何が起きているのかまでは、正直よくわかっていませんでした。 この本は、その「なんとなく不安」の輪郭をはっきりさせてくれます。海の環境変化で魚が小型化していること、小さいマイワシやサバが“おいしいのに流通しない”構造になっていること、そしてスーパー側の事情で扱える魚種がどんどん狭まっていること。読み進めるうちに、食卓での違和感がひとつずつ説明されていくような感覚がありました。ノルウェー産サーモンが寿司ネタとして定着した裏側の話なんかも、思っていたより生々しいです。 個人的には、「自分たちが魚を選んでいるようで、実は“選ばされたラインナップ”の中で買っているだけかもしれない」という視点が一番刺さりました。魚離れって消費者のせいにされがちだけれど、もっと複雑なんだなと。 日々の買い物で感じる違和感の理由を知りたい人、あるいは「魚を食べたいのに選択肢が少ない」と感じている人には特にしっくりくる本だと思います。自分の食卓の見え方が、静かに変わります。
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出版社による紹介
1980年代末まで世界一の漁業大国として、日本の食文化を支えてきた日本漁業だが、近年はベスト10圏外に落ち凋落著しい。なぜいまのような状況になったのか。気候変動・乱獲などによる不漁、獲れても食卓まで届かない実態、海外からの輸入増大、後継者不足。日本の漁業の現在を長年の取材から明らかにしながら、これからの道を探る。
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