
A History of the World in 100 Objects (English Edition)
Neil MacGregor
累計読者数3
平均ハイライト数 2.7件/人
star総合評価 38/100
boltライト読書型
この本について
なんとなく、自分の暮らしや仕事って「人類史の中でどこに位置づくんだろう」と考えてしまう時があります。効率や成果ばかり見ていると、そもそも人間ってどうやって今の形になったんだっけ、と根っこがわからなくなるような感覚です。 この本は、物そのものを通して人間の営みをたどるので、視点が大きく切り替わります。例えば、必要になる前から道具を作り、使い続ける習性が人間らしさの源だと知ると、日々の準備や蓄積に対してちょっと優しい気持ちになれます。また、日本の縄文土器が「世界最古級でありながら農耕とは無関係」という話は、便利さや成長だけが発展じゃないと教えてくれます。さらに、手斧を作る時に使う脳の領域が言語と重なるという指摘は、自分の思考や表現が手を動かす行為とつながっていることを実感させてくれます。 物の歴史なんて遠い話に見えて、実は「自分がどう生きてきたか、これからどう働くか」を静かに照らしてくれる本です。日常の視点を少し外側から見てみたい人に刺さると思います。
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