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[決定版] 京都の寺社505を歩く<上> 洛東・洛北(東域)・洛中編 (PHP新書)

[決定版] 京都の寺社505を歩く<上> 洛東・洛北(東域)・洛中編 (PHP新書)

槇野修 and 山折哲雄

累計読者数4
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 30/100
boltライト読書型
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この本について

京都って何度行っても「結局どこを歩けばいいんだっけ…」みたいな迷いがつきまといませんか。観光名所は押さえているつもりでも、季節や年齢が変わると、同じ道でも感じ方がガラッと変わってしまう。そのたびに、自分の歩き方がどこか浅い気がして、地図アプリとにらめっこして終わる。僕もよくそのパターンでした。 この本は、そんな迷いをほどくように、京都の“奥行き”のある歩き方を丁寧に示してくれます。たとえば金戒光明寺の裏手にある、人影の少ない土の道。豪壮な伽藍とは別の顔がひっそり残っていることを知ると、観光地としての京都ではなく、長い時間を背負った土地としての京都に足が踏み入れられる感覚があります。また、南禅寺から銀閣寺へ続く道を「季節ごとに表情が変わる散策の定番」として置いているところも、実際に歩くと腑に落ちるはずです。名刹を“再訪する意味”に触れているのも印象的で、大人になった今だから見える景色があるのかもしれない、と静かに背中を押されました。 観光ガイドというより、土地との向き合い方を整えてくれる本です。手っ取り早く絶景を見たい人には向きませんが、「京都を歩く時間を、もう少し自分の内側に寄せたい人」にはしみ込むと思います。僕自身、次に京都を歩くときは、この本が示す“遠回りの仕方”を試したくなりました。

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