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テクノロジストの条件 はじめて読むドラッカー (技術編)

テクノロジストの条件 はじめて読むドラッカー (技術編)

P F ドラッカー and 上田 惇生

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この本について

なんとなく、技術の話になると「効率化」とか「因果関係で説明できる世界」に寄りすぎて、仕事そのものが平板に感じる瞬間がありませんか。目の前の課題は分析できても、全体の中で自分が何をしているのかがつかめない、みたいなモヤモヤです。特に専門職にいると、余計にこの感覚に落ちやすい気がします。 この本が面白いのは、技術を「もののつくり方」と捉え直すところから始まり、デカルト的な因果の世界観を一度ほぐしてくれるところです。技術の目的を「限界の克服」と言い換える発想に触れると、日々の仕事の解像度が少し変わって、自分が扱う道具や知識の意味が立体的に見え始めます。また、科学が芸術と結びついて発展してきたという視点は、普段の業務の外側にあるはずの感性や形態への理解を、じわっと仕事の中心に戻してくれます。分析から知覚へという話も、やり方ではなく見方を切り替える感じで、変に肩に力が入りません。 結局、この本が効くのは「技術を扱っているのに、技術の全体像がつかめない」と感じているときだと思います。個々のスキルや知識を積むだけでは埋まらない隙間に、歴史や哲学の視点を差し込んでくれる。そういう読後感があります。 専門職として成長したいけれど、ただのスキルアップで終わりたくない人には、とても静かに刺さる一冊です。

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