
実践Vim 思考のスピードで編集しよう! (アスキー書籍)
Drew Neil, 新丈 径, and Drew Neil
角川アスキー総合研究所
この本について
コードを書いていて、「あ、選択範囲ここじゃなかった…」とか、「さっきの変更もう一回やりたいのに、うまく繰り返せない」といった小さなつまずきが積み重なって、作業の手が止まることありませんか。自分もVimを触りながら、細かい操作のやり直しに気を取られて、本来やりたい編集から意識が離れてしまうことがよくありました。 『実践Vim』を読んでなるほどと思ったのは、Vimが“作業の流れを崩さないための仕組み”をちゃんと用意しているということです。たとえば、ビジュアルモードで o を押すだけで選択範囲の始点と終点を入れ替えられる話。やり直しではなく「続きから整える」感覚でミスを吸収してくれるのがありがたい。あるいは、ドットコマンドが「直前の変更とは何か」という視点で説明されていて、繰り返しが急に理解しやすくなるあたりも、日々の迷いに効きます。ノーマルモード中心で考えると、ビジュアルモードを使い分ける理由も自然と腑に落ちてきました。 Vimを神の道具として語るのではなく、「コア機能をちゃんと理解すると、どんな環境でもブレずに編集できるよ」という距離感なのも読みやすかったです。自分のように、Vimを使っているはずなのにどこか“我流でやり過ごしている感”が抜けない人にはかなり刺さると思います。 Vimをもっと速くしたいというより、「今の自分のクセを少しずつ整えたい」タイプの人に向いている一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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