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ドラッカー名著集15 マネジメント[下]
P F ドラッカー and 上田 惇生
ダイヤモンド社 / 2008-12-11
この本について
最近、チームの意思決定が噛み合わなかったり、誰が何を決めるべきなのか曖昧になっている場面ってありませんか。特に小さめの組織ほど、一人が何役も抱えがちで、気づけば「全部自分で見たほうが早い」と思い込んでしまう。けれど実際は、その負荷がじわじわ組織全体を鈍らせていくんですよね。僕自身もずっとその違和感を抱えていて、この本を読んでようやく整理が進みました。 ドラッカーが繰り返し言うのは、トップの仕事は「一人では成立しない」という当たり前のようで見落としがちな事実でした。担当外のことまで決めようとしなくていいし、逆に担当分野では最終責任を持つべきだという線引きがとても現実的です。また、小企業における“よく知っておくべき人”の上限が十五人という話も、日々のコミュニケーションの限界を考えるうえで妙に腹落ちしました。さらに、イノベーションを日常業務から切り離して扱うべきだという指摘は、忙しさの中で新しい試みが埋もれてしまう理由を説明してくれる感じがありました。 全体として、この本は「トップがどう振る舞えばチームが機能するか」を抽象ではなく具体で示してくれます。仲良くする必要も尊敬し合う必要もないけれど、攻撃してはならないという距離感の話も、現場のリアルさがあって救われました。組織の規模に合わせて戦略の考え方も変わるという視点も、焦ったときに立ち戻る場所として大きいと思います。 小さな組織で意思決定の負荷やチームづくりに悩んでいる人には、とくに刺さる一冊です。
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ハイライト密度
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