
入門 考える技術・書く技術
山﨑 康司
ダイヤモンド社 / 2016-11-17
この本について
仕事で文章を書くたびに、「言いたいことはあるのに、どう整理していいか分からない…」みたいなモヤモヤがつきまといませんか。自分では筋道を立てて書いているつもりでも、読み手には伝わらない。しかも「あいまい言葉」でごまかしている自覚があると、余計に落ち着かない。僕自身、メール一本書くのに妙に疲れていた時期がありました。 この本を読んで一番助かったのは、文章力というより“考え方の組み立て方”そのものを扱っているところです。たとえば「OPQ分析」。読み手が望んでいる状況、そこにあるギャップ、自然に浮かぶ疑問。この3つに分けるだけで、書く前に頭の中が一気に整理されます。難しいコンサル用フレームではなく、日常のビジネス文書にフォーカスしているから扱いやすいんですよね。また、帰納法や演繹法の“横”と“縦”の関係を丁寧にチェックする仕組みも、書いていて迷走しがちな僕にはすごく効きました。 個人的に刺さったのは、「あいまい言葉を禁止する」という鉄則です。見直し、適切、問題…つい便利だから使ってしまうけれど、これを封じるだけで思考が逃げなくなる。結果として、頼まれごとのメールでも企画書でも、読む人にとっての“具体的な意味”を考えざるを得なくなるんですよね。 文章を書くたびに自分の思考の癖に悩んでいる人、あるいは「ロジカルに書け」と言われ続けてきてしっくりきたことがない人には、かなりしっくりくる本だと思います。自分の頭の中の整理術を、実務レベルで立て直したい人向けです。
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