
誰も教えてくれない書くスキル(日経BP Next ICT選書)
芝本秀徳
日経BP / 2016-06-18
この本について
文章を書くたびに、「結局なにが言いたいんだろう…」と自分で迷子になることがあります。書き始めてから構成をいじり倒して、気づけば時間だけが過ぎている。僕もずっとこれで悩んでいました。頭では「整理してから書くのが大事」と分かっていても、具体的に何をどう整理すればいいのかが抜け落ちるんですよね。 この本が役に立ったのは、書く前にやるべき工程がちゃんと順番として示されていたところでした。たとえば、まず言いたいことをひと言にすること。そこを固めないと、どんな構成にしてもズレが生まれるという指摘が妙に腹落ちしました。さらに、読み手との共通認識がどこで崩れそうかを確認しながら書くという視点も、実際の仕事でそのまま使えます。接続詞ひとつ取っても、どの種類を使うべきかを意識するだけで、文章の流れが変わるのが実感できます。 そして個人的にいちばん効いたのは、「設計以上に良い文章はできない」という考え方でした。いきなり完璧に書こうとするクセが抜けなかった自分にとって、まずは雑でも書き、捨てる前提で組み直すというプロセスは救いに近かったです。フィードバックをもらうことを前提にする姿勢も、仕事で行き詰まったときの視野の広げ方として自然に身につきました。 文章を書くたびに手が止まる人、あるいは「なんとなく書けるけれど、伝わっている感じがしない」という人にとっては、かなり実務に直結する一冊だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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