
自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事
下園壮太
日本能率協会マネジメントセンター / 2017-02-20
この本について
仕事が立て込んできたり、チームの誰かが疲れている気がしても、結局「どう動けばいいのか分からないまま」毎日が過ぎることってあります。自分もそこでずっとモヤモヤしていました。気合いとか根性では回らないのに、現場ではそれを前提にしてしまいがちなんですよね。 この本を読んで少し視界が開けたのは、まず「疲労が一定ラインを超えたら、まともな判断はできなくなる」という前提がはっきり示されていたことです。たとえば第2段階の疲労になると、充電が一晩で70%しか戻らないという話は、自分の職場の“なんか全体が妙にギスギスしている感じ”とつながりました。誰が悪いというより、もう仕組みとして無理が来ているのだと理解できるだけで、対処が変わります。 もうひとつ助かったのは、休ませ方やコミュニケーションの“現実的な手順”が書かれていること。休息を「仕事」としてスケジュールに組み込むとか、任務解除ミーティングの流れとか、抽象論ではなく具体的なやり方が提示されているのがありがたいです。特に、疲れている人ほど休みたがらないという指摘は、心当たりがありすぎて苦笑いしました。 そして、リーダー像についても過度に理想を語らず、「厳しさと優しさのバランス」や「情報を伝えないことが一番の事故につながる」という、非常に地に足のついた話が続きます。組織のためというより、まず自分が無駄に摩耗しないための知識としても使える内容でした。 今のチームが「なんとなく疲れで崩れかけている気がする」と感じる人には、とても相性のいい一冊だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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