
プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術
小室 淑恵
ダイヤモンド社 / 2018-09-05
この本について
仕事のスケジュールを立てても、気づけば後ろ倒し。メンバーとの対話を増やしたいのに、忙しさに流されて後回し。責任を抱え込むほど、チームの空気も自分の余白もすり減っていく。そんな感覚に覚えがある人には、この本がわりと刺さります。僕自身も「結局どこから直すべきなんだろう」と立ち止まりっぱなしの時期に読みました。 読んでまず効いたのは、「仕事と私生活を分けすぎていたかも」という気づきでした。仕事に費やしている時間は、結局は自分の人生そのもの。その中で弱みを隠し続けるのはしんどいだけで、むしろ正直なほうがチームの力になるという視点は、だいぶ肩の力が抜けました。もうひとつは、優先順位のつけ方が曖昧なまま走っていたこと。予定が狂うたびに落ち込むのではなく、「なぜ崩れたのか」「本当に必要な仕事はどれか」を見直すだけで、次の日の進み方が変わりました。 さらに大きかったのは、「マネジャーが頑張りすぎるほど、メンバーのやる気は落ちる」という現実。自分が全部背負うことが正義だと思っていましたが、それは期待していないというサインにもなる。だからこそ、困ったことを抱え込まず話し合える空気をつくり、事実ベースのフィードバックを直後に軽く返していく。そんな小さな積み重ねが、生産性や心理的安全性につながるんだと腑に落ちました。 チームの成果と自分の生活、両方を守りたいのに、どちらもうまくいかない感覚がある人におすすめです。抜き差しならない現場で悩んでいるほど、地に足のついた実践が拾える一冊だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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