
実践! 50歳からのライフシフト術 葛藤・挫折・不安を乗り越えた22人
大野 誠一, 豊田 義博, 河野 純子, and ライフシフト・ジャパン
この本について
50歳前後になると、「この先どう働けばいいんだろう」「役職定年が来たら自分は何も残らないんじゃないか」と、妙な不安が急に存在感を持ってくることがあります。これまで会社のペースに合わせて走ってきた人ほど、立ち止まったときに自分の軸がよく分からなくなるんですよね。かくいう自分も、その“空白の時間”にかなり戸惑ったタイプです。 この本が面白いのは、「正解」を提示するのではなく、葛藤しながら動き続けた22人の姿を、かなり等身大で描いているところです。役職定年で投げやりになっていた人が、キャリアの棚卸しをきっかけに“眠っていた自分”を見つけていく過程とか、最初の起業で大失敗した人が「やりたいことじゃなかった」と素直に認めて方向転換していく話とか、妙にリアルで、読んでいて胸の奥がざわつきます。価値軸に気づくと行動が変わるという説明も、実例が積み重なっているから無理なく腹に落ちました。 個人的にいちばん刺さったのは、「できるから続けていた仕事」と「自分で選び直した仕事」の違いです。長く働いてきたのに、自分の志向や特性を案外わかっていなかった、という嘆きには、同じような経験を抱える人も多いはず。何かを学び直し、新しいコミュニティに飛び込んでいくと、自分の視野が自然と広がるという描写にも、妙な説得力があります。 「今の延長線だけでは未来が描けない」と感じている人には、特に刺さると思います。正しい姿勢を求められる本ではなく、「迷っているままでも前に進めるよ」と静かに励ましてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




