
メール文章力の基本 大切だけど、だれも教えてくれない77のルール
藤田英時
日本実業出版社 / 2010-05-27
この本について
仕事のメールを書いていると、必要以上に丁寧にしようとして回りくどくなったり、逆にそっけなくなっていないか不安になることがあります。催促ひとつ取っても、強すぎても弱すぎても気まずい。自分では丁寧に書いたつもりなのに、後から読み返すと「伝わってないかも…」と落ち込むこともあります。僕も同じで、メールを書くたびに小さなつまずきが積み重なっていきました。 この本が刺さるのは、そういう“日常的なモヤモヤ”にピンポイントで手を伸ばしてくれるからです。たとえば、相手の気分を害さずに催促する方法として「逃げ道を残す書き方」が紹介されていたり、「明日」「来週」ではなく日付を書く理由が、現場の混乱を防ぐためだと腑に落ちる形で示されていたりします。また、「させていただきます」を何でも使うのではなく、本来の意味を踏まえて「いたします」と書くべき場面を整理してくれるのもありがたいところでした。どれも“形式の正解”ではなく、相手との関係を考えたうえでの実用的な判断の仕方なんですね。 扱われている内容はビジネスメールの基本ですが、読み進めるほど「自分が今どこでつまずいていたのか」がはっきりしてきます。初めて連絡する相手には素性を明確にすること、言いにくいことほど先に伝えてトラブルを防ぐこと、転送するときは目的を書くこと。どれも当たり前に見えて、実際には抜けがちなところばかりでした。 メールの書き方に自信がないというより、「毎回どこかで迷いが残る」という人に特に刺さる本だと思います。僕自身、読む前より少しだけ肩の力が抜けて、メール作業に時間を取られにくくなりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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