
爆笑問題の日本史原論 (幻冬舎文庫)
爆笑問題
幻冬舎 / 2015-02-06
この本について
日本史を勉強し直したいと思っても、年号と出来事が点で浮いてしまって、結局どこが大事なのかぼんやりしたまま終わってしまう…。そんな感覚、僕もずっと抜けませんでした。教科書を読むだけでは、政治の裏側で人がどう動いていたのか、何が連鎖して次の事件につながったのかがつかみにくいんですよね。 この本がすごく効いたのは、歴史の大きな出来事が「こんな事情で」「この人の判断で」動いていたんだな、という筋道がすっと見えるところでした。たとえば応仁の乱の発端に義政の後継問題があり、そこに守護大名の内紛が絡んでいく流れ。秀吉の出兵も朝鮮そのものより中国を見据えていたこと。第一次護憲運動や桂園時代も、単なる“政争”ではなく、軍備や権力構造をめぐるせめぎ合いとして理解できるようになります。抜粋を見ていると、あなたが「事件の背景」を丹念に追っているのがよくわかって、そこがまさにこの本の強みだと思いました。 爆笑問題が語るからといって軽いわけではなく、むしろ複雑な歴史の分岐点を噛み砕いてくれる感じです。肩の力を抜いて読めるのに、読み終わると出来事同士がゆるく一本の線でつながる。細部まで正確に覚えていなくても、流れの輪郭が立ち上がってくるのがありがたいところでした。 「通史の流れがいつも途中で迷子になる人」には特に刺さると思います。僕自身、そういうタイプなので、同じ悩みを抱えているなら一度手に取ってみる価値はあります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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