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「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~ (光文社新書)

「ゼロリスク社会」の罠~「怖い」が判断を狂わせる~ (光文社新書)

佐藤 健太郎

累計読者数15
平均ハイライト数 9.1件/人
推定読了時間 約5時間17分
star総合評価 50/100
start序盤集中型
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この本について

日々ニュースを見ていると、どれが本当に危ない話で、どれが「怖い」と感じさせられているだけなのか分からなくなることがあります。自分の中のモヤモヤを言語化できないまま、なんとなく不安だけが積み上がっていく感覚、僕もよくあります。しかも、避けたつもりのリスクの裏側で、別のリスクを抱えていた…なんてことも珍しくないんですよね。 この本が刺さるのは、まさにその「不安の正体」を一度落ち着いて見直したい時です。たとえば、報道が強調する“悪いニュース”が、僕らの感じる危険度をどれだけ歪めているかが、具体的な事例とともに説明されます。こんにゃくゼリーの話や、9.11後に飛行機を避けたことで道路事故が増えた話など、日常の判断と地続きの話ばかりで、自分の思い込みに気づける瞬間が多いです。また、農薬の基準値の仕組みや、自然物と人工物のリスクの差が実は直感と逆だったりと、「なんとなく怖い」を溶かしてくれる情報が丁寧に語られています。さらに、自分のバイアスがどうやって判断を狂わせるか、分母のない話をどう疑うか、といった“日々の判断を少しマシにする”視点も得られます。 ニュースやネットを見て「結局、何を信じればいいんだろう」と感じたことがある人には、とくに刺さると思います。リスクをゼロにする方法を教えてくれる本ではありませんが、リスクとどう付き合うかを、自分の頭で考えられるようになる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現代の我々を襲うリスクは、歴史や経験からは教訓を引き出せないものばかりである。何が、どれくらいの量あると、どれだけ危険なのか。イメージや先入観、本能の発する恐怖に惑わされずに、一人一人が定量的に考え、リスクを判定していくためにはどうしたらよいのか。本書では、この時代を乗り切ってゆくために必要な「リスクを見極める技術」について、著者の専門とする「化学物質」「医療」「健康」の分野を中心に解説。さらに放射能のリスクについても、基礎から再考する。
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