
白本
高城剛
PMW INC.
この本について
転職や将来のことを考えると、何を始めればいいのか以前に、そもそも自分が何を怖がっているのか分からなくなる時があります。情報も多すぎて、判断基準まで外に引っ張られてしまう感じもありますよね。僕自身も焦りが出てくると、つい「足りないもの」を探しにいきがちです。 『白本』を読んで印象的だったのは、著者が「不安や恐れをどう扱うか」から話を始めている点でした。前向きになれと言うわけでもなく、ただ自分と対話する方法をいくつか提示してくれる。その地に足のついたアプローチが、妙に現実的なんです。転職や再出発で迷っている人の相談に対しても、「始める前に、ちゃんとやめることに向き合うべき」という視点を出していて、盲点を突かれた感覚がありました。また、情報に振り回されないために、まず自分でイメージすることの重要性を繰り返し語っているのも、今の時代だと特に刺さる人が多いと思います。 もう一つ、読者がよく保存していたのが「自分を恐れず、楽しむ方向に寄せていく」という部分でした。自己肯定っぽい言い回しではなく、鏡を見るとか日記を描くとか、かなり日常的な手段で「対話」を提案してくるのが読みやすい。さらに英語学習や旅の工夫のような、すぐ試せる具体例まで出てくるので、精神論だけで終わりません。 自分の方向感覚がズレてきた気がする人、次の一歩が見えないまま足だけ止まってしまっている人には、かなり合うと思います。読んで劇的に変わるというより、日常の解像度が少しずつ上がっていくような本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
読書の順序
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