
2022――これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)
神田昌典
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この本について
仕事の区切りや年齢の節目になるたびに、「この先どう動けばいいんだろう」と手が止まることがあります。やる気が出ないというより、前の自分のまま突き進ぐのが違う気がして、でも次の一歩が見えない。自分もそういう空白の時期を何度も経験してきました。 この本が面白いのは、その“空白”を無理に埋めようとせず、むしろサイクルの切り替わりとして受け止める視点をくれるところです。著者自身が病気や価値観の崩壊と向き合いながら、過去の自分を丁寧に手放していくプロセスを語っていて、「ああ、変わるときってこういう感覚なんだよな」と腑に落ちます。また、夢や目標を表面的に追うのではなく、今の自分の“命の価値”に沿った問い直しが必要になる場面も、心当たりのある人は多いはず。被災地のボランティアに飛び込んだ若者たちの話も、肩書きよりも感受性や動き出す勇気が次の展開をつくるんだと静かに示してくれます。 焦って方向性を決めようとするより、まず今起きている揺れを受け入れたい人。そんな人に穏やかに効く一冊だと思います。
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