
食のリスク学
中西準子
日本評論社 / 2010-01
累計読者数4
平均ハイライト数 28.5件/人
推定読了時間 約5時間
star総合評価 68/100
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この本について
食べ物の話になると、「なんとなく不安だけが大きくなる」ことって多いですよね。健康食品の口コミやテレビの特集を見て、良さそうだけど本当なのか分からない。逆に危ないと言われると、それも極端じゃないかと感じる。自分の中で判断基準がぐらつくあの感覚、僕もずっと抱えていました。 『食のリスク学』は、そのモヤモヤに少しずつ輪郭を与えてくれる本でした。安全か危険かの二択ではなく、「どのくらいのリスクなら現実的に受け止められるのか」という発想に切り替えるだけで、情報の見え方が変わります。寒天の“効果”が実験参加による生活改善だった、という話も象徴的で、個々の食材を魔法のように扱ってしまう自分の癖に気づかされました。また、リスク評価が企業寄りか市民寄りかという単純な構図ではなく、評価と管理の間で専門家が板挟みになっている現実も描かれていて、食の議論を落ち着いて受け止める土台になります。 過度な期待にも過度な不安にも振り回されたくない人に合う一冊だと思います。日々の食べ方を劇的に変える本ではないですが、「判断の軸」を静かに整えてくれる本でした。
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出版社による紹介
BSE、中国製ギョーザ、有機農業、健康食品など、あらゆる食の問題を俎上に、リスク評価の視点でさばく。環境リスク学を築き上げた著者が、環境問題に取り組む過程で踏み込んだ「食の問題」への明瞭な解答。
目次
食の安全
食べもの情報vs.リスク
食をめぐる論争点
さまざまな食の問題
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