
「健康食品」のことがよくわかる本
畝山 智香子
日本評論社 / 2016-01-15
この本について
健康のためにと思って買ったものが、実はよく分からない不安を抱えたまま飲み続けているだけなんじゃないか──そんなモヤモヤ、僕自身ずっとありました。カフェインは避けるのに、別の“なんとなく良さそう”なものは深く考えずに摂ってしまう。情報が多いわりに、なにを信じればいいのか分からないまま日々が過ぎていく感じです。 この本は、そういう「自分の判断が本当に正しいのか分からない」という悩みにかなり実務的に応えてくれました。例えば、健康食品が医薬品になれない理由を“効果が穏やかだから”ではなく“そもそも効果が確認できていないから”と淡々と説明してくれます。カフェインを避けていたのに、ハチミツやハーブなど思わぬ食品にもっと高いリスクが潜んでいる現実も示されていて、自分の中の優先順位がガラッと変わりました。また、医薬品に擬態した宣伝や「何にでも効く」という短いフレーズがどうして誤解を生むのか、その裏にある仕組みまで踏み込んでくれるので、広告を見るときの視点がだいぶ落ち着きます。 特に印象に残ったのは、健康食品を信じてお酒を控えず、かえって肝臓に負担をかけてしまうケースの話で、「正しい情報を持たないまま善意で行動しても、身体には通用しないんだな」と痛感しました。結局、食品と医薬品では“同じ言葉でも意味が違う”という前提を理解していないと、いつでも判断を誤る可能性があるんですよね。 流行りの健康情報に振り回されやすい人、なんとなく良さそうで買ってきたサプリが引き出しに溜まりがちな人には、とくに刺さると思います。自分の健康判断を、もう少し地に足のついたものに戻したいときに役立つ一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




