
すごい塩―――長生きできて、料理もおいしい!
白澤卓二
この本について
塩や砂糖、血圧の数字って、なんとなく「こうしないと不健康になる」と思い込みのまま動いていることが多いですよね。僕もずっと、味噌汁は控えめにした方がいいとか、カルシウムはとにかく摂らなきゃとか、漠然とした不安を抱えたまま、でも本当のところはよく分からずにいました。この本を読んで一番感じたのは、健康情報って“単体の良し悪し”ではなく、関係性や背景を見ないと逆に迷子になる、ということでした。 たとえばカルシウムとマグネシウムのバランス。カルシウムを増やせば骨にいい、というシンプルな話ではなく、片方だけ強めるともう片方が不足してしまう。牛乳を飲めば安心というわけでもない。こういう「盲点だった関係性」が丁寧に説明されていて、食材を選ぶときの基準がかなり変わりました。味噌汁の塩分が血圧に悪影響を与えないという研究も、数字だけを恐れていた自分にはかなり衝撃で、毎日の食事を“減らす”より“整える”方向で考えられるようになりました。 さらに、普段何気なく使っている塩がどう作られているかを知ると、選ぶ基準がまったく変わります。海水に近いミネラルバランスなのか、それともナトリウムだけを取り出したものなのか。塩の製法の違いが、歴史的背景も含めてわかるので、スーパーで裏面を見る習慣が自然とつきました。健康の話というより、日常の“選択の軸”が増える感覚に近いです。 数字に振り回されがちな人、健康情報を鵜呑みにしないで一度立ち止まりたい人にはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
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