
化学で「透明人間」になれますか?~人類の夢をかなえる最新研究15~ (光文社新書)
佐藤 健太郎
累計読者数3
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star総合評価 37/100
boltライト読書型
この本について
仕事の中で「なんでこうなるんだろう」とモヤモヤする瞬間って結構あって、調べても専門用語ばかりで置いていかれることが多いんですよね。理科は嫌いじゃなかったはずなのに、大人になってみると“使える知識”として定着していない。そんなときに、この本を読むと世界が少し扱いやすくなる感覚がありました。 たとえば、ダイヤとジルコニアの見分け方。普通に暮らしていたら触れることのない話なのに、角の摩耗や水滴の形で違いが分かると知ると、「世界は気づいていないだけで手がかりだらけなんだな」と思えるようになる。あるいは、ペニシリンが細胞壁の生成そのものを邪魔して細菌を倒していると知ると、病院でもらう薬が“ただ効くもの”ではなく、具体的にどう働いてくれているのかが見えてくる。化学は昨日までなかった物質を生み出せる唯一の分野だ、と書かれていて、日常の裏側でこんな営みが続いていることに妙な安心感がありました。 大人になってからの理科って、改めて学ぶ場所が少ないんですが、この本は難しさを押しつけてこないし、かといって子供向けの説明でもない。雑談みたいなテンポで読みながら、世界の見え方が少しずつ整っていく感覚がありました。ちょっとした雑学ではなく、「仕組みが分かると気持ちが楽になる」というタイプの人に刺さると思います。
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