
文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る
松原 隆彦
この本について
仕事でも日常でも、物事の理由を考えすぎて止まってしまうことがあって、「結局これはどういう仕組みなんだろう」とモヤモヤが残ることがあります。表面の情報だけ追いかけても腹落ちしなくて、もっと根っこを知りたいのに難解な専門書にはついていけない、そんな気分になることが僕自身多いです。 この本は、まさにその「根っこ」をやさしく辿っていく一冊でした。光を見ているようで実は光の反射を見ているだけだとか、錯視のおかげで僕らが世界を安定して認識できているとか、雲が落ちてこないのは単なる“ふわふわ”ではなく空気抵抗との釣り合いだとか、一見ふわっとした疑問を具体的な仕組みに変えてくれます。さらに、DNAや化学反応のような複雑な現象も「なぜそうなるのか」という視点で説明してくれるので、世界を理解する階段の一段目がすっと置かれる感覚があるんですよね。 そして、宇宙や人間原理、多世界解釈といった大きなテーマも、神秘的な話としてではなく、「そうなるように観測している僕らの脳」という身近な視点から語られていて、突拍子もないのに妙に納得できる距離感があります。何かの答えを断言するわけではなく、「こう見える理由はこう考えられるよ」と差し出してくれる感じが、迷っているときにはちょうどいいんです。 「世界の仕組みを知りたいけど、理系の専門性に挫折してきた人」に特に刺さると思います。物事の奥にあるシンプルな原理に触れたいとき、肩の力を抜いたまま読める一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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