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文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

松原 隆彦

累計読者数132
平均ハイライト数 14.7件/人
star総合評価 64/100
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この本について

仕事でも日常でも、物事の理由を考えすぎて止まってしまうことがあって、「結局これはどういう仕組みなんだろう」とモヤモヤが残ることがあります。表面の情報だけ追いかけても腹落ちしなくて、もっと根っこを知りたいのに難解な専門書にはついていけない、そんな気分になることが僕自身多いです。 この本は、まさにその「根っこ」をやさしく辿っていく一冊でした。光を見ているようで実は光の反射を見ているだけだとか、錯視のおかげで僕らが世界を安定して認識できているとか、雲が落ちてこないのは単なる“ふわふわ”ではなく空気抵抗との釣り合いだとか、一見ふわっとした疑問を具体的な仕組みに変えてくれます。さらに、DNAや化学反応のような複雑な現象も「なぜそうなるのか」という視点で説明してくれるので、世界を理解する階段の一段目がすっと置かれる感覚があるんですよね。 そして、宇宙や人間原理、多世界解釈といった大きなテーマも、神秘的な話としてではなく、「そうなるように観測している僕らの脳」という身近な視点から語られていて、突拍子もないのに妙に納得できる距離感があります。何かの答えを断言するわけではなく、「こう見える理由はこう考えられるよ」と差し出してくれる感じが、迷っているときにはちょうどいいんです。 「世界の仕組みを知りたいけど、理系の専門性に挫折してきた人」に特に刺さると思います。物事の奥にあるシンプルな原理に触れたいとき、肩の力を抜いたまま読める一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

物理学では時間の向きは存在しない。 なぜ時間は60進法なのか。 超ひも理論とループ量子重力理論の時間の違い。 サイクリック宇宙=終わりのない宇宙。 意識は粒子でできている-時間の流れの中で、同一の意識が再生する可能性。 時間はこの先も永遠に存在し続けていくのか。 そもそも時間はどうやって生まれたのか。なぜ生まれたのか。時間とは一体何なのか――。 この本では、 ・物理学者はどのように時間を扱ってきたのか(1章) ・今につながる時間はどのように始まったのか(2章) ・時間の終わり、つまり宇宙の終わりはどのように訪れるのか(3章) ・時間を計る道具によって私たちの生活はどのように変わってきたのか(4章) ・「1日24時間」はずっと変わらないのか(5章) と、時間というものをいろいろな角度から見ていきます。 そうすることで時間とはいつも変わらずに存在し、一方向に流れ続けているだけの存在ではないことがわかってくるはずです。 そもそも物理学では「過去から未来に時間が流れる」ということさえ、まったく自明なことではないのです。 本書を読むことで、当たり前のように感じられていた時間の流れが実は当たり前ではないことを体感し、時間という概念が揺らぐことを楽しむことができるでしょう。
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