
社会人のための読解力トレーニング―――正しく読めれば楽しく読める・理解できる
後藤武士
キニナルブックス
この本について
文章を読んでいて、「言っていることは分かるんだけど、なぜか腑に落ちないまま読み終わってしまう」ことってありませんか。仕事の資料でも本でも、読み返すほど霧が濃くなる感じというか…。自分の読解力が足りないのかと落ち込む日もあるけれど、実は読み方の“つかみ方”を知らないだけ、というケースがけっこう多いんですよね。 この本が刺さっている人の抜粋を見ると、特に響いているのは「主語より先に述語を探す」「タイトルは目的地だと思って読む」といった、読み方の順番や視点の置き方でした。客観と主観の線引きが曖昧になってしまうと、文章の意図まで勝手に歪んで見えることもありますが、この本はその境目を言い訳なしで示してくれる感じがあります。論理的に読むと言うと大げさだけど、文章にツッコミを入れながら追っていくと、迷子になりにくい実感が出てくるんですよね。 もう一つ個人的にありがたかったのは、「どこに連れていかれるのか分からない旅は不安」という例え。たしかにタイトルを“目的地”として意識するだけで、情報の取捨選択がしやすくなる。ビジネス書でも報告書でも、読みながら頭の中が散らからない。読解力というより、思考の通り道が一本見える感覚に近いです。 こんな人に刺さると思います。「読むスピードよりも、読み終えたあとに“分かったつもり”で終わってしまうことが多い人」。派手なメソッドではないけれど、日常の読み方が地味に変わっていく一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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