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珈琲の世界史 (講談社現代新書)

珈琲の世界史 (講談社現代新書)

旦部幸博

講談社 / 2017-10-17

累計読者数44
平均ハイライト数 13.9件/人
推定読了時間 約3時間22分
star総合評価 52/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

仕事帰りに飲むコーヒーが日によって「妙においしい」と感じたり、逆に味がわからなくなることがあって、なんとなく自分の感覚があてにならないな…と思うことがあります。正解が知りたいわけじゃないけれど、せめて「なぜそう感じるのか」くらいは掴んでおきたい。そんなモヤモヤをそのままにしていると、毎日の小さな楽しみまで不確かなままなんですよね。 『珈琲の世界史』は、コーヒー通になれとか、味を語れと言ってくる本ではありません。むしろ「おいしさは情報にも左右される」という話から始まって、自分の感覚が揺れる理由を静かに示してくれます。豆の起源が何百万年も前に遡るというスケールの大きさや、アラビカが別種同士の偶然の掛け合わせから生まれたという事実を知ると、普段の一杯がただの飲み物じゃなくなる。さらに、焙煎や抽出で味がどう変わるのかの説明は、次に飲むときの「確かめたくなる気持ち」を自然に引き出してくれます。 歴史や科学の話が続くのに、読み終えると自分の感覚に前より少し信頼が置けるようになるのが不思議で、そこがこの本の効きどころだと思います。自分の「好き」をもう少し丁寧に扱いたい人、コーヒーに限らず身近なものの背景を知ると気持ちが落ち着くタイプの人には特に刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

カップ一杯のコーヒーの中には、芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいます。その液体を口にするとき、私たちはその中の「物語」も同時に味わっているのです。コーヒーの歴史を知ることは、その「物語」を読み解くことに他なりません。歴史のロマンを玩味するにせよ、知識欲の渇きを潤すにせよ、深く知れば知るほどに、その味わいもまた深まるというもの。一杯のコーヒーに潜んだその歴史を、一緒に辿ってみましょう。
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