
炎上CMでよみとくジェンダー論 (光文社新書)
瀬地山 角
累計読者数11
平均ハイライト数 18件/人
star総合評価 58/100
start序盤集中型
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この本について
CMの炎上って、当事者じゃなくても妙にモヤモヤしますよね。なんでこんなに荒れるんだろう、どこが問題なんだろう、と考えてみても、自分の感覚だけではうまく整理できないことが多い。僕も「なんか引っかかるけど言語化できない」瞬間がずっとありました。 『炎上CMでよみとくジェンダー論』は、そのモヤモヤを肩代わりで説明してくれる感じの本でした。たとえば、「女性だから家事」「男性だから稼ぐ」という“当然”扱いされてきた前提が、どうやってCMの表現に染み出してしまうのか。あるいは、制作者の意図とは裏腹に、なぜ特定層だけに圧迫感を与えてしまうのか。その理由を、具体的なCM事例を使って淡々と示してくれます。著者自身が授乳や家事をどんなふうに担っていたかという話も出てきて、ジェンダー論が机上の理念ではなく「生活の中のリアルな話」なんだと腑に落ちました。 読んでいて強く感じたのは、炎上をめぐる議論に善悪を即断しなくていいという安心感です。固定的な性役割に慣れてきた世代と、少し先のライフスタイルが普通になり始めた世代。その“半歩の差”がどこで軋むのかを理解できると、単純な「叩く/叩かれる」の構図とは違う景色が見えてきます。 「日常のモヤモヤを、ちゃんと説明できる言葉がほしい人」に特に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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