
ぜんぶ運命だったんかい――おじさん社会と女子の一生
笛美
亜紀書房 / 20210720
累計読者数3
平均ハイライト数 5.3件/人
star総合評価 47/100
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この本について
政治やジェンダーの話題って、興味はあるのに口に出すと妙に身構えられたり、逆にこちらが身構えたりしますよね。自分の違和感は本当に「大したことない」のか、それとも社会の構造がそう思わせているだけなのか。その境界がよくわからず、私自身も長くモヤモヤしていました。 『ぜんぶ運命だったんかい』は、そのモヤモヤを大きな正義で殴るような本ではありません。むしろ「なんでこんなに生きづらいんだろう」を、実体験と社会の仕組みの両面から丁寧に言語化してくれる一冊です。たとえば、善良な男性ですら“おじさん社会”の中で歪んでいく構造を描く部分は、誰かを悪者にするのではなく、背景を理解するための視点をそっと差し出してくれます。また、政治に関心を持つことさえリスクを伴う空気について書かれた章は、私自身の「話していいのか」という迷いに少し光が入る感覚がありました。 そして何より、「選べなかった人生」を想像するくだりは、自分の選択が他人に評価される前提そのものに疑問を投げてくれます。何かを“選ばなかった”人も含めて、人がそれぞれの人生をそのまま生きていいという当たり前を、やっと思い出させてくれるようでした。現実を無理に明るく見せるわけではないけれど、もう少しだけ呼吸がしやすくなる、そんな位置づけの本です。 政治やジェンダーの話題に興味はあるのに、どう距離を取ればいいか悩んでいる人に刺さると思います。
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出版社による紹介
「#検察庁法改正案に抗議します」のTwitterデモ仕掛け人による、初の著作!
男性中心の広告業界でがむしゃらに働いてきた20代。
気が付けば、同世代の男性は結婚し、仕事でも飛躍している。
なのに自分は彼氏もできない。
焦って婚活したものの、高学歴・高所得・仕事での成功が壁となる。
容姿で判断されたり、会議で意見が通らなかったり、男性との賃金格差だったり、ーーなんだか辛くて生きにくい。
あるとき、その理由がわかった。
それは、女性がひとりで生きていくことが難しくなるように、男性に依存しなければいけないように、この社会が作られているからだった。
「…………ぜんぶ運命だったんかい。私の運命は、この社会の構造の上に敷かれたものだったんだ」
ひとりの女性がフェミニズム、そして社会活動に目覚めるまでを涙と笑いで綴るエッセイ集。
目次
■ おじさん社会と女子の青春
■ おじさん社会と婚活女子
■ おじさん社会の真実
■ おじさん社会からの脱落
■ おじさん社会への逆襲
■ 声を上げてみたくなったら
■ あとがき
読んだ内容を、もう忘れない。
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