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フェミニズム (思考のフロンティア)

フェミニズム (思考のフロンティア)

竹村 和子

NHK出版 / 2022-04-25

累計読者数4
平均ハイライト数 36件/人
推定読了時間 約1時間22分
star総合評価 65/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 20%

この本について

最近、「ジェンダーって“ある”ものなのか、それとも“作られた”ものなのか」という問いにぶつかる人が増えている気がします。誰かを責めたいわけじゃないけれど、社会の前提に自分の身体や気持ちが押しつけられている感覚が残る。言語化できない違和感だけが手元に残って、結局モヤモヤが晴れないまま日常に戻っていく、あの感じです。 竹村和子さんの『フェミニズム』は、そのモヤモヤを正面から扱ってくれる数少ない本でした。たとえば、近代が「男は公、女は私」という形で人を配置し直してきた歴史を淡々と解きほぐしていくところ。これを知るだけで、自分の悩みが“個人の問題”じゃなく、制度や言説の積み重ねの中で立ち上がっていたんだと腑に落ちます。また、ジェンダーを「選べるもの」ではなく「命令され続けるもの」として捉える視点は、私自身が無意識に従ってきた基準に気づくきっかけになりました。さらに、本質主義と構築主義のあいだで揺れ続ける議論を紹介してくれるので、単純な答えに飛びつかずに考え続ける底力もつきます。 整理された結論がほしいというより、「自分の感じてきた違和感の正体を少しだけ可視化したい」という人には、とても静かに効いてくる本です。特に、社会の前提にうまく馴染めないとき、その理由を自分のせいにしがちな人に届くと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

その歴史と意義が2時間でわかる、著者初の総合的な入門書。 学校で習った「男女雇用機会均等法」や「男女共同参画社会基本法」。これらは、真の男女平等を実現するものではなかった? 女性参政権、性的役割の解放、#MeToo……。フェミニズムはなぜ生まれ、何を変え、変えられなかったのか。その流れを「四つの波」に分けてコンパクトに解説する。
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