
量子で読み解く生命・宇宙・時間 (幻冬舎新書)
吉田伸夫
幻冬舎 / 2022-01-26
この本について
ときどき、自分たちが見ている世界の“あたりまえ”って、本当にそうなのかと不安になることがあります。なんで物質は形を保てるのか、細胞ってどうして壊れずにまとまっていられるのか、宇宙はどうやって今の姿になったのか。学校で習った知識を組み合わせても、どこか腑に落ちないまま放置してきた疑問が、ふと頭をもたげる瞬間があるんですよね。 この本は、そういう「何となく気になっているけど、専門書に行くほどの自信はない」という隙間にぴったりはまります。抜粋を見てもわかるように、読者が強く反応しているのは“構造が安定する理由”の部分。大理石のように動かないから安定なのではなく、少し乱れても自然に元に戻る力があるから安定だという説明は、日常の感覚と地続きで理解できるし、細胞膜の話や水分子の角度の例が、それをうまく現実に落としてくれます。また、風紋のように形はあっても生命に進化できない理由を示すパートは、「生命が例外的な存在なんじゃなく、量子効果に支えられた“こういう仕組みだからこうなる”ものなんだ」と自然に腑に落ちる流れになっています。 難解な理論を振りかざすのではなく、「量子効果がある世界ではこう見える」という視点を少しずつ積み上げてくれるので、宇宙や生命についてのモヤモヤが“全部わかった”とまではいかなくても、“この方向で考えればいいのか”くらいには整理されていきます。理系じゃないけど世界の仕組みの話が好きな人、抽象的なスローガンではなく手触りのある理解を求めている人に、とても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





