
難しくない物理学
野本麻紀
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-10-21
累計読者数5
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約3時間30分
star総合評価 47/100
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この本について
物理って気になっているのに、公式や計算が出てきた瞬間に「やっぱり自分には無理かも…」と引き返してしまうこと、ありませんか。自分もずっとそうで、量子とかエントロピーの話を聞くたびに興味はあるのに霧の中にいる感じが抜けませんでした。でも、この本はその霧を一気に晴らすというより、「あ、ここまでなら歩けるかも」と思わせてくれる温度なんです。 たとえば、量子が観測されることで状態が決まる、という話。これまで抽象的にしか捉えられなかったものが、著者の語りだと「世界は観測者とともにある」という人間味のある視点で届く。エントロピーの説明も同じで、散らかる部屋や冷めていく珈琲から入っていくので、難しい概念に触れているのに肩に力が入りません。そして、光子箱の思考実験や量子コンピュータの重ね合わせの話など、初心者がつまずくポイントも「わからなくていい部分」と「わかると楽しい部分」を分けて語ってくれるのがありがたいところでした。 結局のところ、この本がくれるのは“物理を全部理解する力”よりも、“自然の背後にある仕組みを味わう入口”。細かい計算が苦手でも、自然の働きに対する驚きだけはちゃんと届くんだな、と読んでいて救われました。 物理にずっと憧れてきたけれど距離を置いてきた人に、とても刺さる一冊です。
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出版社による紹介
///物理がリベラルアーツとしてビジネスパーソンに絶対不可欠な理由/// Web3.0、量子コンピュータ、暗号技術、半導体など、次世代技術に不可欠な理論はすべて物理学にある。それを理解するには、少なくとも「量子力学」は必須常識だろう。 仕事の最前線にいるビジネスパーソンは今、広範囲な「教養」が必要とされている。そういった観点で書かれ、「難しくない」レベルまでに落とし込んだ、「新しいビジネス教養」としてまとめたのが本書である。YouTubeでは意外にも「物理学」が安定した人気を誇り、かなり専門的なテーマでも観られる傾向がある。ビジネスパーソン必須のリベラルアーツだ。 第1章 物理学の世界観を知ると、眠れなくなる 第2章カッコイイ物理学者の考え方や言葉 第3章 身の回りにある不思議を紐解く 第4章ミクロの神秘、量子力学の世界 第5章 やっぱりロマン! 宇宙物理学 野本麻紀(のもと・まき) 1983年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。主に半導体物性、結晶工学を学ぶ。富士フイルム株式会社にて研究開発に従事。そのうち3年間は共同研究先の産業技術総合研究所にて過ごす。その後、本社に異動し、技術戦略、新規事業企画に携わる。2018年に退職し、株式会社ビンロージ設立。YouTubeチャンネル「のもと物理愛」にて、物理学が教えてくれる「世界は美しい」をテーマに発信している。「世界の美しさに触れたとき、人の心は豊かになる」を理念とし、Tシャツ等のグッズ製作販売も行っている。 発行:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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