
大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)
大栗博司
講談社 / 2013-08-20
累計読者数6
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約5時間32分
star総合評価 41/100
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この本について
物理の本を読むときって、「言葉はわかるのに、世界の見え方までは変わらないな…」というモヤモヤがつきまといませんか。僕もずっとそんな感じで、量子の話や宇宙の話が“遠い世界の雑学”で終わってしまうことが多かったんです。でも、この本を読んでいると、抜粋にあるような「温度は分子レベルでは消える」「位置と速度は同時に決められない」といった一文が、日常の感覚をひっくり返す小さなきっかけになってくれました。 特に効いたのは、目の前の世界が“当たり前の姿をしているのはたまたま”という感覚が腑に落ちるところです。自然界の四つの力の強さの差や、暗黒物質・暗黒エネルギーの存在が「世界は分かっているつもりで分かっていないものだらけ」という前提を思い出させてくれるし、弦がフェルミオンにもボゾンにもなる説明は、“複雑そうに見える現象も、視点を一段深くすれば意外とシンプルに捉えられる”という感覚につながりました。 さらに、一般相対性理論と量子力学がそもそも食い違う理由、そして弦理論がそれをどう橋渡ししようとしているのかが、専門知識なしでも一本の線でつながっていく感覚があります。僕自身、「理解しきれなくても、世界をどう眺めるかがちょっと変われば十分だな」と思えるようになった本でした。 自分の認識の枠組みをいったん解体してみたい人に、静かに刺さる一冊です。
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出版社による紹介
【第30回講談社科学出版賞受賞作】ベストセラー『重力とは何か』の著者があなたの世界観を根底から覆します! 私たちは「どこ」に存在しているのか? 物質の基本は「点」ではなく「ひも」とする超弦理論によって、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論に続く時空概念の「第三の革命」が始まった。現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」にはなぜ「ひも」が必要なのか? 「空間が九次元」とはどういうことか? 類のない平易な説明の先に待ち受ける「空間は幻想」という衝撃の結論! (ブルーバックス2013年8月刊)
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