
自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書)
下園 壮太
株式会社朝日新聞出版
この本について
仕事が立て込み始めると、体がだるいとか、人に当たりやすくなるとか、「あれ、これって自分の性格の問題?」と悩むことがありますよね。僕もよく、自分のイライラを正論で包んでしまって、あとから後味の悪さだけが残ることがあります。ただ、あれって性格より前に、単純にエネルギーが削れているだけ、という視点は意外と抜けがちです。 この本が刺さったのは、ムリが「体・人間関係・行動・心」の四つの面に表れると丁寧に説明されているところでした。しかも厄介なのは、本人ほどそれをムリのサインだと気づけないこと。気力が低下したり、イライラが伝染して部署全体がぎくしゃくしたり、仕事にしがみつくほど余計に苦しくなる…そういう“気づけばハマっている渋滞”を、具体的な現象として示してくれます。読んでいると、「これ、まさに最近の自分では」と思う場面が多かったです。 もう一つ、この本が助けになるのは、ムリへの対処を「根性論」ではなく、現実的な行動として描いてくれるところ。静かなストレス解消の必要性とか、「頑張らない自分」を認めるという価値観の調整とか、難しいけれど確かに回復に効果があるプロセスが具体的に書かれています。エネルギーが落ちると判断力や視点が変わり、別人のようになるという指摘も、妙に実感を伴って刺さりました。 仕事の負荷は避けられないけれど、ムリの構造を知っているだけで踏み外しにくくなる気がします。特に「自分はまだ大丈夫」と言いがちな人にこそ、そっと届く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの59%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









