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ナナメの夕暮れ (文春e-book)

ナナメの夕暮れ (文春e-book)

若林 正恭

文藝春秋 / 2021-12-07

累計読者数51
平均ハイライト数 13件/人
推定読了時間 約3時間
star総合評価 65/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 52%

この本について

他人の視線に敏感になったり、場の空気に合わせすぎて自分の意見がどこかへ行ってしまったり。気づくと「今日の自分」を置き去りにして、理想の自分ばかり追いかけている……そんな感覚って、誰しも一度はあると思うんです。僕も例外ではなくて、むしろずっとその迷いの中で生きてきたタイプです。 『ナナメの夕暮れ』は、そういうモヤモヤに対して“大きな答えをくれる”というより、著者が自分の内側を一つずつ確認しながら進んでいく姿を通して、「ああ、こういう感じでいいんだ」と肩の力が抜ける本なんですよね。例えば、他人の正解に合わせ続けて自分がわからなくなるときのしんどさとか、一人でいる時間が好きなのにどこか後ろめたさを感じてしまう瞬間とか。そういう“言葉にしづらかった違和感”が、妙に丁寧に扱われている。読んでいると、自分の内側にも同じような声があったことに気づかされます。 個人的に効いたのは、理想の自分を追い続けて現在の自分を楽しめなくなるプロセスを、ここまで正直に書いてくれたところでした。あと、自分の意見をすぐ表に出さなくていい、財布にしまっておいて必要なときに取り出せばいいという視点も、無理に“強くあれ”と言われがちな空気の中で救われる人が多いと思います。 自分を大きく見せなくても、生き方はちゃんと作れる。そんな実感がほしい人には刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

【累計26万部突破!】 オードリー若林の6年間の集大成エッセイ 「おじさん」になって世界を肯定できるようになるまで 書き下ろし17,000字!「明日のナナメの夕暮れ」収録 恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!—— 世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、 没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。 「人見知り芸人」の集大成エッセイ。 人間に、変わらないことで愛され続ける部分と 変わることで愛され始める部分があるとするならば、 この本は、後者の存在を強く示してくれる。 それは、どうしたって変わりながらでしか生き続けることのできない私たちにとって、 頼もしい光となる。(朝井リョウ/解説より) ※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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