
一生疲れない「カラダ」の作り方
廣戸聡一
日本文芸社 / 2012-07-05
この本について
疲れている自覚はあるのに、何をどう変えればいいのかは判然としないまま、気力だけで毎日を押し切ってしまうことってありますよね。僕自身も「寝ても抜けないだるさ」や「人間関係の摩耗」が続くと、気持ちより先に身体がブレーキを踏んでくる感じがあります。 『一生疲れない「カラダ」の作り方』は、そこでいきなり精神論に走らず、まず“身体の決まりごと”を見るところから始めさせてくれる本でした。たとえば、疲れとは単なる気合不足ではなく、オーバーユースという警告であり、脈拍や睡眠の質など具体的なサインを拾えば、無理しすぎる前に軌道修正できる。ダイエットのように結果を焦りがちな場面でも、早い段階で目標体重を決めず、体のリズムに合わせるほうが長続きするといった“現実的な運び方”が語られます。また、問題が起きた時に真っ正面から力任せでぶつからないという考え方も、仕事の人間関係にそのまま応用できて、すっと肩の力が抜けました。 読みながら感じたのは、これは単なる健康法ではなく、「身体を通して自分とのコミュニケーションを取り戻すための本」だということです。自分で決められることは案外少ないけれど、だからこそ毎日を淡々と積み上げていく。その現実的さが、変に背中を押されるよりも安心できました。 自分の調子が「なんとなくおかしい」のまま放置しがちな人、もしくは真面目さゆえに頑張り続けてしまう人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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