
数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学 (幻冬舎単行本)
大栗博司
幻冬舎 / 2015-03-20
この本について
仕事でも生活でも、判断に迷う場面ってけっこうありますよね。情報は増えるのに、自分の選択が本当に「合理的」なのかよく分からないまま動いてしまうことも多い。僕も同じで、結局は勘や雰囲気に流されて後悔することがよくあります。 この本を読んで面白かったのは、そういうモヤモヤを数学の視点が少し整えてくれるところです。たとえば、新しい情報が手に入るたびに判断を更新していくベイズの話は、日常の「経験に学ぶってどういうこと?」を具体的に言語化してくれます。また、ほんの少し確率を有利にするだけで長期的な結果が大きく変わるという指摘は、目先の判断に惑わされがちなときに落ち着きを取り戻させてくれます。さらに、恋人選びのような身近な題材を通して、曖昧な場面でどう仕組みを捉えるかという考え方も自然と身につきます。 数学そのものを学ぶというより、「世界の見え方が少し変わる感覚を味わいたい人」に合う本です。難しい専門書ではないけれど、表面的なスローガンでは届かないところまで連れていってくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
知性の顚覆 日本人がバカになってしまう構造 (朝日新書)
橋本 治
笑い (岩波文庫)
ベルクソン、林 達夫
This is Service Design Doing サービスデザインの実践
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